■妙慶寺本堂修繕工事(第1期)

■①工区雁ぶり瓦(2020.10)

 向拝から上部に向かっての、雁ぶり瓦が葺かれました。瓦工事は、今日で東面がほぼ完了します。北面の大工工事が終了次第、再び瓦工事が再開されます。

 金沢の観光客も、少しづつ増え始めてきています。工事の足場がかかっていますが、お寺の正面の写真を撮っていかれる観光客も増えてきました。

 

 

 

■④⑤工区天井裏清掃(2020.10)

 天井裏の清掃が完了しました。上の間・上奥の間の天井の吊木が腐っていて危険だったので、補強をしました。これで安心です。

 この工区の裏甲(軒付材の下)という部材が、ところどころ割れたりしていて、交換が必要なことが分かりました。この部分は解体しないとわからない部分です。今回の工事で補修、交換します。

 

 

 

■向拝部特殊瓦(2020.10)

 向拝部の隅棟巴という瓦です。このお寺の瓦は、左巴という巴瓦です。逆の形をした巴が右巴と言います。とても存在感があります。屋根の一番下の正面角の部分になるので、普通にお参りに来る方が、一番目に入る瓦だと思います。

 

 

 

 

■④⑤工区下部撤去(2020.10)

 杮葺きを撤去しました。中は歴史の証として、すごい量のごみが天井裏に蓄積されていました。

 解体してからわかった直さなければいけない箇所も存在し、今しか直せないので、協議して直すことにしました。

  天井裏のごみを撤去してから、桔木という部材を補強する工事をします。

 

 

■向拝の特注瓦(2020.10)

 ①工区の向拝部の角部分の隅瓦を設置中です。

 この部分の最終形は、出来てからのお楽しみ、ということで宜しくお願いします。(この上に、隅棟巴瓦というものがのります。)

 

 

 

 

 

■④工区瓦等撤去(2020.10)

 大工さん、ついに北面の④⑤工区の作業に入りました。

 まず、瓦を丁寧に撤去していきます。(2期工事で使用する瓦を選別するために手作業で丁寧に解体しなければいけません。)

 その後、昔の杮葺きを撤去していきます。上部の箱棟部分は、第一期工事で調査して、第二期工事で作り直します。

 金沢にも観光客が少しづつ増えてきました。この周辺はお寺が多く観光ルートになっているので、お寺の前に掲示してある、工事の看板を撮っている観光客もいました☆

 

 

■③工区瓦工事瓦桟(2020.10)

 瓦工事の引掛け用の瓦桟を設置しています。

 話は変わりますが、明日は金沢職人大学の入学式です。瓦工事の武苗瓦店の武苗社長は、今期から本科の瓦科の授業の先生になるそうです☆すごいですね。

 

 

 

 

■③工区瓦工事スタート(2020.10)

 早いもので、もう10月になりました。

 東面の③工区の大工工事は終わり、瓦屋さんが瓦割の墨出しをしています。明後日から、北面の④工区の瓦を取り外していきます。

  横にトラックを駐車できないので、瓦を降ろすのも大変です。(墓地側なので)瓦は再利用するものもあるので、丁寧に解体しなければなりません。しかも急勾配なので神経を使います。安全第一で作業です。

 

■軒付、垂木補強工事(2020.9)

 今週は天気が良さそうです。早いもので、9月も残りわずかとなりました。新型コロナウイルスで大変な年ですが・・・。

 ③工区の大工工事は、今週で終わりそうです。

 写真は、隅棟方向から軒付、垂木を撮ったものです。サワラ材なので白っぽくなっていますが、最終的には古色塗装で濃い色に仕上げます。

  来週から、④工区に入っていきます。瓦屋さんは、③工区を葺いていきます。

 

 

■瓦葺き工事(2020.9)

 今週は天気が前半いいので、連休ですが作業しています。瓦屋さんは、降棟の工事をしています。

 写真に写っている横方向の木材は、仮設のもので完成の時には取り外します。

 大工さんは、③工区の2段目の軒付を、竹釘で固定しながら工事しています。

 

 

 

■自動火災報知機設置工事(2020.9)

 屋根の改修工事と同時に、自動火災報知機の設置工事をしています。

 最初に、庫裡部分の屋根裏に配線をしています。来週以降、本堂の屋根裏に配線工事をします。

 ここの部分の総合盤は、壁に合わせて白色にしていますが、柱の部分等に設置するものなどは、色を合わせてこげ茶色を発注しています。

 

 

■大工工事(2020.9)

 ③工区の軒付(下段)の取付作業です。前にも書きましたが、竹釘を使用しています。

 京都の専門の職人さんが作っているそうです。何やら国宝の屋根関係の仕事で、竹釘職人さんは現在、忙しいそうです。このような職人さんの技術も残していきたいものです。

  ④工区に入ると、桔木の特殊な補強、母屋と束の追加と補強など、大工さんの仕事が増えていきます。

 

 

■大工工事(2020.9)

 ②工区でもしましたが軒の補強のために、母屋材を追加しています。この上に垂木をのせていきます。

 写真右側に見えるのが、④工区にある昔の杮葺き(こけらぶき)です。瓦の下にこの屋根材が葺かれています。後世のため、この杮葺きの一部の撤去したものを保存しておきます。

 明日までは晴れマークです。週末は雨マークになっています・・・。

 

 

■瓦工事(2020.9)

 瓦工事、順調に進んでいます。

 ①工区(写真右側)と②工区(写真左側)の間の瓦工事を進めています。写真の左下部分が「蓑甲」という部分になり、瓦屋さんの親方が今から葺いていきます。その右横の平たい瓦は、「平瓦」と呼ばれる瓦が一列に上まで伸びています。この平瓦の左右に、素丸瓦というものを葺いていきます。

 

 

■③工区(2020.9)

 屋根の垂木を途中まで補強しています。下の垂木の無い部分は、あとで補強します。ここから、屋根裏の桔木補強のための材料を搬入したりします。

 屋根裏内部に入りましたが、長年の積み重なった埃などで真っ黒になってしまいました・・・。

 

 

 

■①工区瓦葺(2020.9)

 瓦工事、二日目です。神社仏閣の屋根は反っています。この勾配、ロープの両端を持って斜めにたらした時のもので『縄だるみ曲線』と言います。そしてこの曲線は、物が最速で落下する曲線「サイクロイド曲線」に非常に近似しています。屋根の上ほど勾配がきつくなり、雨水が勢いよく流れ最速に落下するようになっています。先人の知恵というものはすごいと感じます。

 

 

■①工区瓦葺スタート(2020.9)

 本日、瓦工事が始まりました。最初は、軒先の瓦から葺きます。

  瓦は、県内産の小松瓦を使用します。軒先の瓦は、「巴付唐草軒瓦」という瓦を使用します。

 軒先の瓦は、現代では釘打ち工法が多いですが、今回は軒先瓦1枚につき2か所を銅線で留付けます。これには理由があるのですが、専門的になるのでまたの機会にしたいと思います☆

 

 

■③工区解体スタート(2020.9)

 まだまだ暑い日が続いていますね。現場は、③工区の解体工事がスタートしました。

 ③工区の隅棟は、途中で折れている箇所があります。そこを補強しながら工事を進めていきます。②工区でも補強しましたが、桔木(はねぎ)という構造材、屋根の垂木を補強をしていきます。

 今週末にかけて、天気予報は微妙な感じです。天気に応じて工事を進めていきます。

 

■瓦桟打ち(2020.9)

 ①②工区の瓦桟の取付工事がスタートしました。

 木材は、軒付等と同じくサワラ材を使用しています。

 2層目の特殊な防水シートは、黒色のプラスチックの粒々が細かな間隔で表面に出っ張っています。瓦桟を打っても木材と防水シートの間に隙間が出来て、水分が下に流れる構造になっています。瓦桟に水分が留まらず、安心な構造になっています。

 

■2重ルーフィング張(2020.9)

 ①②工区の防水のルーフィングシートの2重目を張りました。

 黒色ではないので、きれいに見えますね。1層目は、改質アスファルトルーフィングという材料ですが、2層目は軟質弾性プラスチック系ルーフィングという材料を使用しています。

 今後は暑い日が続き台風も心配です。コロナと熱中症に気を付けて作業していきます。

 

■ルーフィング張(2020.8)

 ②工区の野地板張りが完了して、防水のルーフィングシートを張りました。

 大工さんは、③工区の木材の加工をしています。

 本日は瓦屋さんが、第二期工事の箱棟(一番上の棟部分)の調査を行いました。内部構造も調査しました。屋根の一番上からの、金沢の眺望はなかなか良かったです。

 まだまだ暑い日が続きそうですが、熱中症に気を付けて作業していきます。

 

■野地板張(2020.8)

 ②工区の軒先の工事、上段部が完成し、屋根の野地板を張っています。この上に防水シートを張ります。

 この後、大工さんは反対側の③工区の施工を開始していきます。

 瓦屋さんは、さらに防水シートを張り(2重張)瓦割りという作業をして、軒先瓦から葺いていきます。瓦割りとは、瓦を全長の寸法で割って、配置を決める作業のことです。(瓦を割る、ということではありません☆)

 

■軒付工事:上段スタート(2020.8)

 ②工区の軒先の工事、上段部がスタートしました。この板の上にさらに軒付板を竹釘で固定しながら重ねていきます。

 午前中は、作業する箇所が東向きで熱いのですが、午後からは日陰になり、比較的作業がしやすいです。

 軒付工事が終わると、垂木を取り付けて、屋根の下地板を張ります。続いて屋根の瓦工事がいよいよ始まります。

 

 

■軒付工事:下段(2020.8)

 ②工区の軒先の工事、下段部が完成に近づいてきました。

 さわら材の軒付板を、サンダーで研磨して均一な面に仕上げます。

 最終的には、古色塗装できれいに塗ります。

 引き続き、上段部の軒付作業に入っていきます。今週は35℃くらいの最高気温になるらしいので、熱中症に注意しながら作業を進めてもらいます。

 

■軒付工事:竹釘(2020.8)

 軒先の工事にかかりました。軒付の下の板の上に軒付材を何枚も張っていきます。

 材質は、さわら材です。そして、止めるのは鉄釘でなく、昔から使われている竹釘です。京都産の竹で京都の職人さんが作ったものを使用しています。ドリルで下穴をあけてから、竹釘を一本づつ大工さんが打っていきます。

 

■軒先工事(2020.8)

 軒先の工事にかかりました。軒付の下の、板部材です。

 既存の材料は、目の詰まった良い材木です。腐って使用不可のものは取り除きますが、なるべく既存材を使用するようにします。

 取り替えた新しい木材には、焼印がしてあります。

 

 

■焼印(2020.8)

 新たに使う木材には、焼印をします。次の改修工事はいつになるかわかりませんが、その時に変遷が分かるために焼印をします。

 昨日と今日は、金沢では36度以上でした。毎日暑い日が続きますので、熱中症に注意しながら作業しています。

 昼休みは多くとる、水分補給をこまめに、等で注意して作業しています。

 

■現地打合せ(2020.8)

 本日は、金沢市の文化スポーツ局の専門の方々と、現地を見ながら改修方法や補強方法の細部を打合せしました。

 昔のやり方や材料をなるべく後世に残す、ということを主眼に修繕工事を進めていきます。

 設計時は屋根裏を調査しているのですが、やはり実際に解体してみないと不明な箇所があるので、検証しながら工事を進めていきます。

 

■梅雨明け(2020.7)

 昨日と今日は晴れていますので、大工工事を進めています。明日は雨のようですが、その後は梅雨明けしそうです。

 既存の垂木は損傷があるので補強して、さらに既存の垂木と垂木の間に新規に垂木を新設します。写真の右側は、既存の瓦の下の杮葺(こけらぶき)です。椹(さわら)材が使われています。

 

 

 

■撤去瓦(2020.7)

 トラックに積まれた、撤去した瓦です。明治時代以前のものがほとんどです。補修のために昭和時代の瓦も混ざっていますが、目視検査、打音検査で使えそうな昔の瓦を選別します。今日は打音検査をしました。

 ようやく今日は晴れて、明日も晴れそうです。金曜日は雨みたいですが、その後は晴れてきそうです☆

 

 

■梅雨(2020.7)

 なかなか梅雨が明けません・・・。最初の作業工区は、瓦を取ってシートをかけたままです。

 今週の後半は、週間天気予報に☼マークがついているので、いよいよ梅雨明けか~!と期待しています。

 明日は、現場で古い瓦の打音検査などをする予定です。(程度の良い古い瓦は、2期工事で使用するためです。)

 

■野地板と防水紙張り(2020.7)

 垂木を施工したら、屋根板を張ります。雨が降っても大丈夫なように防水紙を張ります。現在は一枚張りですが、瓦を施工する前にもう一枚グレードの高い防水紙を張り、二重にします。

 瓦は、地場産業の小松瓦を使用します。

 

 

 

■垂木補強(2020.7)

 向拝部分です。垂木を追加、補強しています。長い年月で狂ってきた微妙な屋根の反りのラインを、元通りにきれいに出すには、大工さんの腕が必要です。

 梅雨で雨が続いたので、晴れ間にがんばって作業をします。

 

 

 

 

■小屋組(2020.7)

 今日は梅雨の合間で晴れたので、大工さんが作業を進めています。向拝という正面の屋根の作業をしています。

  外から、中の小屋組みが見えました。歴史を感じます。早く梅雨明けしてほしいものです。

 裏側の屋根の状態を調査しました。第2期工事の図面を作成するためです。二期工事の既存瓦の状態、あまり良くありませんでした。

 

■焼印(2020.7)

 新しく補強する材料などには、焼印をします。(隠れる箇所)

 将来、改修するときにいつ改修したのか?わかるようにするためです。大工さんが令和二年、令和三年と焼印を作りました。

 この焼印を作っている人が最近は減少し、大工さんは山形の職人さんに頼んだそうです。

 

 

■瓦の調査(2020.7)

 今日は梅雨の合間で晴れたので、二期工事分の瓦の調査をしました。下から見てもあまり目立たないのですが、実際はいろいろな色、年代の瓦が入れ混ざっています。それらを調査して、資料として残しておきます。

 お墓には、そろそろお参りに来る方々もおられました。

 

 

■梅雨(2020.7)

 雨の影響で、屋根工事は進められません。大工さんは工場で木材を加工する作業をしています。瓦屋さんは撤去した古い瓦を会社の置場で検査して、使えそうな瓦とそうでない瓦を選別しています。

 梅雨が明けたら、一気に工事を進める予定です。

 金沢は新暦の7/15を「新盆」としてむかえます。ですので、新盆の時期は、工事を中止します。

 

 

■工事着工(2020.7)

 外部足場、屋根足場が完成し、工事がスタートしました。

 向拝の屋根部分より、瓦を撤去します。瓦の下葺きは、さわら材でした。

 夕方から雨が降るので、撤去した部分はシートをかけて対策します。

 古い瓦材は、瓦屋さんが持ち帰り、様々な点検をして、使える瓦は後で一部に使用する計画です。